ほんとうの私デビュー!コンタクトレンズ装着の巻

あらすじ

(このエントリは1年前の私が書いたものを再編集したものなので、若干の時が経っています。私はすっかりコンタクトレンズを入れるという業に打ち勝ち、今では10秒もあれば片目にフェードインさせられるようになりました。人間の慣れって、すごいよね...。)

 

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このCM、懐かしいですね。

 

思春期まっさかりの頃、このCMを見て「めがねからコンタクトに変えるだけで、デビューできちゃうの?」と疑問に思っていました。

 

当時17歳の私は裸眼1.2。めがねもコンタクトも必要ない、素のままの眼でした。さすがに1.2もあれば多少落ちても大丈夫だろうと油断していたのか、夜寝る前に暗がりのもとで本や漫画を読み続けたり、インターネットサーフィンの波に乗り続けていたらみるみる視力は落ちてゆき...

 

10年後の27歳、時すでにお寿司、裸眼0.3!

(※いまは28歳なのでちょうど1年前)

 

それでも変わらず裸眼で過ごしつつ、本当に必要なタイミングだけめがねをかけていました。街行く人の顔はボヤッと見えるので、すれ違う人みんなモブ状態。最近さらに視力が落ちてきたようで、いままで避け続けてきたコンタクトとの接触を図ってみよう...ということで、"コンタクト"に挑戦することにしました。

 

まずは眼科にGO!

やるぞ!と決めたときの行動力の速さだけが取り柄の私はさっそく会社帰りにいくことに。初体験というものは勢いが大事だと言い聞かせます。定時で上がれば間に合う眼科を見つけ、きょうは絶対に定時で帰るので30分前におしごと降らないでくださいお願いします!といわんばかりの阿修羅象のような神妙な顔持ちでその日の業をすべて終わらせ定時ダッシュ!無事に間に合い、まずは一安心。受付を済ませ、カルテを記入。看護師さんからコンタクトレンズを入れる練習と検査があります、と言われてしばし待機。

 

そうそう、こういうのは勢いが大事だよ...と思いつつ、順番待ちのあいだは内心めっちゃむっちゃくっちゃ緊張している!残念なチキンハートの持ち主。

 

コンタクトレンズを入れられるぐらい、君の目は清潔なのかい?安全かい?傷ついてないかい?輝いているかい?という事前検査は無事終わり、残すはレンズを入れる練習のみ。

 

院長先生以外にも何人もサポートする先生がいて、そのうちの1人の先生に名前を呼ばれました。

 

先生:「ポンドさん、こちらへどうぞ」

私:「はいっ」

 

目をあげて担当の先生を直視。ど、どこかで見たことのあるようなお顔立ち...。この先生、誰かに似てる...誰かに...あっ!俳優の工藤阿須加だ〜〜〜っ!(すきなタイプ)

 

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爽やかな工藤阿須可似の先生(推定38歳) 

 

先生:「コンタクトレンズは初めてですか?」

私:「はい、初めてです」

先生:「どんなレンズをご希望ですか?」

私:「え〜っとソフトで...」

先生:「ソフトですね。普通のですか?それともカラーレンズかな?」

私:「からーれんず...?」

 

最近のコンタクトレンズは種類があるらしい

カラーレンズ。またの名を「黒目偽造レンズ」(勝手に命名)興味はあるのでラインナップを見せてもらう。デザインが微妙に違う、あと縁取りの幅も違うんだ...ギザギザしてたり、色が違ったり。面白いですな。

 

先生:「せっかくなのでカラーレンズ入れてみます?縁取りが大きいのだと宇宙人みたいになっちゃいますので気をつけてくださいね」

私:「じゃあナチュラルに見えるのでお願いします」

先生:「はーい。このあたりかな」

 

先生チョイスのレンズが運ばれてきます。いよいよ装着の練習だ〜!と緊張の面持ちで迎えた試合前、衝撃の事実が明かされます。

 

先生:「あ、あと、入れられるまでは帰れま10ので。

私:「えっ???帰れま10...?」

先生:「コンタクト入れられないと、処方箋が出せないんですよ〜」

私:「うっそぉ...!!(ガクガクガク)」

先生:「全然入れられない人だと1時間半ぐらいかかっちゃうのでがんばってくださいね!」

 

ちょちょちょちょ、ウェ〜〜イ! 1時間半はさすがに盛りすぎだと思ったけど、ここでプレッシャーかけちゃう?先生、その一言いる...?工藤先生...?せんせ〜〜っ。

 

ちなみに最終受付の19時はとっくのとうに過ぎていて、他のお客さんもまばら...。閉店ガラガラモードです...これで入れられずに帰れなかったら...ここで働いている先生や看護婦さんたちも帰れないのだよね...Quu...

 

実際にコンタクトレンズを入れてみる

(ここから先、長くなるのでBGM添えときますね) 

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まずはきちんと手洗い。清潔な手でレンズを触るのが基本。

 

コンタクトレンズのパッケージを開けようとしていると、 

先生:「あ、逆です...」

Oh...初っぱなから不安の残る出だし...

 

パッケージが開いたあとは、先生が手にとってレンズの裏表を見せてくれる。表裏を見せてくれたけど、どっちも同じに見えちゃうのは気のせいかな。カラーレンズには装着用の目薬をさしてから、目の中に入れるそう。人差し指にレンズをのせ、ポタタッと1滴がレンズの内側に入ったことを確認して装着がはじまります。

 

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家に帰っても全然わからなかった...アホなのだろうか...

 

まずは先生がお手本を見せてくれたけど、早すぎてわからない...。まぁ、見るより実践だよね!ということで私もいざ挑戦です!

 

さっそく利き目の右目からスタート。

左手の人差し指、中指をつかって、下まぶたと上まぶたをグググっと開きつつ、右手の人差し指にのせているレンズを目の中にフェードインさせていくわけですが、慣れないせいか、なかなか入らない。そもそも自分の目よりレンズのほうが大きいのでは?となって、レンズが近づくたびにまぶたを持ち上げる手が降りてきてしまう...

 

何度かの失敗を経て、奇跡的に右目はすっ...とレンズが入りました。入れるまで「まっさらな目の中に人工的な膜を投入するなんて...怖!」と思っていたけど、あら不思議、レンズって目に入れても...痛くないのだね...。やさしいね...。

 

続いて左目です。慣れている人にとっては簡単な作業らしいけど、これは何かの罰ゲームか...?!と思うぐらい入らない。震える手で何度も眼球ロックオン!だがしかし入らない!次第に笑いが..まあ当たり前ですが笑うと震えてしまうので、さらに入らない....

。手がプルプル震えて..あああ...

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入らなすぎて震えはじめた

 

工藤先生が何度も誘導してくれます。

「もうちょっと眼球にレンズを近づけて...まだ全然近づいてないので...そうそう...もっと押すように...ああ。レンズずれちゃいましたのでやり直しですね(ふぅ)」

 

どうしてもレンズを目の中に押し込もうとしているのに、入らない...!入らなすぎて入った感覚ってどんなもんじゃ〜〜い!とやけになってくる。先生も辛抱強くレクチャーを続けてくれる。ありがたい...

 

そのあと格闘すること数十分、爽やかフェイスだった先生がついにしびれをきらしたのか、「左目は僕が入れますので」と言い始めた!

 

手を洗い始めたので本気のようである...

 

そっ...とレンズを掬い取ると、私に近づいてきて、「まっすぐ前を見ててください瞬きはせずに」と言いながら左目にレンズをゆっくりと近づけていきます...これは何プレイなの〜〜〜!と心の中で叫びつつ、瞬きをしないように必死の形相で前を見続ける。知らない人に片目をゆだねるなんて、恐怖体験でしかないよ!

 

一瞬の出来事。そっ...とレンズが目の中に入って、ゆっくりと目を閉じ、開けると...

 

私:「入ってる...!!!」

先生:「そうですね」

 

うおお〜!やったー!帰れるどー!先生ありがとうございましたっ...!両目にコンタクトが入った喜びよりも、無事に帰れるという喜びのほうが勝ってしまい、颯爽と席を立とうとすると...

 

先生:「はい。では、次は外してもらいますんで」

私:「えっ?!!?」

先生:「がんばりましょう」

 

失望のシッドダウン...しぶしぶと右目から外すことに。しかも気づいちゃった、気づいちゃったよ...外すほうが...入れる時より「怖い」ことにッ。

 

私:「どうやるんですか?!!!」

先生:「人差し指と親指でつまむようにレンズを外してみてください」

私:「つまむ...」

 

人差し指と親指でつまもうとするけど、外れない!入れるときより外す時のほうが恐怖心が強くなってて、手引っ込めちゃう。防衛反応が働くのか、つまもうとするたびに目がきゅっとなって閉じてしまうし。なんだなんだ、コンタクトレンズ入れるも外すのもってこんなに大変なの?と開け続けている半泣きの目で、ぐわし!ポーズでつまんだら、ついに!レンズがぽろっと外れた。

 

奇跡のぐわし!

ありがとう、楳図先生。

ありがとう、まことちゃん

 

よ〜〜し!試合終了〜〜!と思ったのもつかの間、

 

先生:「さあ、もう一度つけてください」

私:「は、はいっ...?!」

先生:「えっ、つけて帰りますよね?(にっこり)」

私:「は、はい...」(ノーと言わせない雰囲気だぜぇ..グレートだぜぇ...息切れ)

 

もう自分で入れる気力なんてないのだよ...と膝を抱えそうになったけど、先生が外した右目のレンズをそっと入れてくれました...。優しさ...惚れちまうZ...。

 

最後に渡してくれた青い紙切れ...もしかして先生の連絡先?思って期待値MAXで見てみると、そこには次回の定期検診の日程が!

 

「その券を受付で渡せば優先的にご案内いたしますのでご利用くださいね」

 

な〜んだ、そういうことか〜と思いつつ、再来週の検診までに入れられるようになっているかを試される気がするので毎日家で練習しようと思います...

 

一悶着ありましたが、帰り道はパラダイス。

今までモブ状態だったすれ違う人々の顔がよく見えて、少し遠くの看板だって得意げに読めちゃう。これが1.0の世界。1.0の世界はこんなにもくっきりと鮮やかですれ違う人も表情がいきいきとしていて。私はこんな世界で生きていたんだね!しかし、その数分後にこの長くて読みにくくてどういうテンションで読めばいいの?と突っ込まれそうな話を締めくくるには申し訳ないぐらいの小さなオチが待ち構えています...

 

Facebookの超いいね!を連打したいぐらいのテンションで立ち寄った私は、トイレの鏡で驚愕することに...

 

「ちょっと!宇宙人になってるよぉぉお」

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さっきは目にレンズをいれることに夢中だったので気付かなかったけど、黒目が増量した結果、私の目は白目を失った宇宙人になっていた...!なるべく自然なカラーレンズをチョイスしてもらったつもりでも、宇宙人になってしまったということは、単純に私の目が小さいのか。それはそれでショックだぞ〜と思いつつ、違うレンズ買おう...と正気に。

 

そんなこんなで初コンタクトレンズ体験は、宇宙人になるという小さいオチで締めくくりたいと思います...(閉幕)

 

(ここから先は余談です) 

眼科ではコンタクトレンズを買えないということだったので、帰り道にアイシティに立ち寄って同じブランドの淵が少しだけ小さいカラーレンズを購入しました。(懲りずに違うタイプを試してみたくなり、カラーレンズにこだわる)

 

対応してくれたアイシティの店長が...誰かに似てる...誰かに...あっ!私の大好きな俳優の佐藤二朗だ〜〜〜っ!

 

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佐藤二朗似のアイシティ店長。

 

似すぎてて、もう店長が佐藤二朗にしか見えない...。初めてだという私に色々詳しく教えてくれて、大変ありがたかった...。ありがとう、佐藤店長...。

 

それにしてもコンタクトレンズって高いんですね。片目だけで1ヶ月2000円ちょっとはかかるそうで、両目1ヶ月だと4000円...!(カラーレンズはもっと高い)初回の割引サービスを利用しても、なかなかのお値段っぷり。特別な日だけカラーレンズ、普通の日は普通のレンズと、使い分けないとレンズで破産する...!と静かに思いました。みんなどうしているのだろう。。コンタクトレンズ生活を楽しめるようになるまで、練習の日々!

 

...そして時は流れ、1年後...。

 

今では何事もなかったかのようにコンタクトレンズを日常的に入れることができ、あれだけ怖がっていたレンズを外す作業も平常心で外すことができるようになりました。つくづく思うんですが、人間の適応能力って素晴らしい。慣れってすごい。

 

あれからカラーレンズには懲りて、もう二度と手を出すまいと学習したので、いまはクーパービジョンの1dayを使っています。2weekも試してみたけど、洗浄液につけるという作業が思いの外めんどうで、1dayのほうが性に合っていることがわかりました。

 

高い高いとおもっていたけど、インターネットなら処方なしで買えるし、調べてみると格安なところもありまして。私はグッドレンズというサイトで定期的に購入しています。海外からの発送だけど、到着早いし安いので助かる〜!

 

それでは皆さんも、よいコンタクトライフをお過ごしくださいませ!